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執筆者の写真oryza63

探偵自身も現実と妄想の区別がつかない困った案件がある


探偵をしているといろいろな調査依頼がやってきます。

代表的なものは浮気調査ですが、その他に特定人物の行動調査や身元調査といったものもあります。

近隣からのイヤガラセについての調査依頼もやってきます。


そういったものの中には、どこからが本当なのか、どこまでが本当なのか、何が本当なのかと思ってしまう調査依頼もあります。

突拍子もないのは「電磁波攻撃されている」「テレパシーで念を送られている」といったものもあります。

私にはそういったモノが見えないので取り合えず本人の話しから想像していくしかありません。


集団ストーカーされているというものもあれば、誰かにずっと尾行されている、というものもあります。

以前、同業者から「尾行されているようなので自分を尾行して監視して欲しい」という依頼があったという話しを聞いたことがあります。

その依頼人は心配で心配でどうしようもないので、1週間余りずっと探偵に尾行してもらい、周囲の安全を監視してもらったそうです。


「お疲れさん」な話しですが、そういった人は現実にいて、私の所にも似たような依頼が来たこともあります。


彼等彼女等は精神的に不安定になっている時に、ガスライティング等を使われ余計に心配になってしまったのかもしれませんが、事実は分かりません。


浮気調査でも、「ゼッタイに浮気している」という事でいろいろ調査してもその気配がまったく無いという調査対象者もいます。

それでも「今日はダメだったか」と言って間隔を空けまた依頼してくる人もいます。

そうなってくると妄想ではないだろうか、とこちらも思うのですが依頼人は確信しているので聞き入れてくれません。



家に誰かが入った形跡がある、ということでの調査依頼もあります。

監視カメラなどを張り巡らせて対応するのですが、何も出てきません。

しかしやはり「今日はダメだったか」と言って、再度挑戦する人もいます。



これが警察だったら「あんた妄想だよ」で終わるだろうし、イザとなったら精神保健衛生法23条での通報という手もあるでしょう。

しかし探偵となると「妄想だよ」で済まそうとすると烈火の如く怒り出してしまう恐れもあって、なかなか言えません。

通報制度も使える訳も無いのでタイヘンです。


しかしです、この「妄想だよ」というのもクセモノで、本当にそうだったということもあります。

交際相手がオカシナ人間だと、「ウソだろ」と思うようなことを影でしていたりします。

そういった仕掛を見つけたこともあります。

当然、そういった事実を発見したこともあります。

だから「妄想だよ」と簡単に済ますこともできません。


交際相手ならまだしも、自分の夫や妻がそれをしていたことだってあります。

目に見える直接的な嫌がらせや暴力といった行為から、今では目に見えない、心霊現象のような事をしてくる相手もいます。


こうなってくると探偵も、昔ながらの尾行張込みだけでは通用しません。

なかなか大変の仕事でもありますわ。









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